Ⅱ女教皇(大アルカナ)

タロットカードの意味

2.Ⅱ女教皇(おんなきょうこう)の意味

読み方は『おんなきょうこう』・『じょきょうこう』どちらでもOK

女教皇のモデルはエジプト神話における豊穣の女神「イシス」といわれています。「イシス」は大地の神「ゲブ」と天空の女神「ヌト」の娘であるといわれていますので、天の力を受けこの地に何かを誕生させようとしている「Ⅰ 魔術師」(→前回記事参照)の次のカードとしてふさわしいカードです。

物事が始まると、対立原理(二元性)が生まれます。光と影、表と裏、男と女、プラスとマイナス…etc. があるように、この世界は異なるふたつの原理から成り立っています。本来は「ふたつでひとつ」なのですが、この世界では異なるもののように感じてしまいます。これが二元性です。

そして物事が始まると知恵が必要です。知恵は「思慮深さ」から生まれます

カードの黒い柱と白い柱の「B」と「J」は、B=ボヤンス (神の試練)、J=ヤキンス (神の慈愛)を表しています。これらも白と黒、苦と楽のように二元性を表しています。

また女教皇の後ろにあるタペストリー(織物の壁掛け)には、シュロの木(男性性)とザクロ(女性性)が描かれています。

そして女教皇の胸の十字架、手にしている聖典(教えを記した書物)からは教えを忠実に守っていること、知恵や知識がある人物であることがわかります。

しっかりと腰をおろし正面を見据えているところから意志の強さ、衣服や背景の水色(タロットでは精神性を表す色)からは精神性の高さがうかがえます。

しかし足元には、移ろいやすいもの、不安定さ、女性の危うさ・心の変わりやすさなどを表す月(西洋占星術では女性原理を示す)が描かれています。

彼女は落ち着いてみえますが、実は変化の真っ只中にいるのかもしれません。
すべてを受け入れていく覚悟があるのでしょう。

これらのことから、このカードは本来「ふたつでひとつ」であるはずの対立するものどうしのバランスが保たれていることが、この世界では必要不可欠なんだということを教えてくれていることが分かります。

 

正位置で展開された場合

しっかりとした人、潜在能力の発揮、直感力、洞察力、女性の神秘性、冷静さ、思慮深さ、道理をわきまえていること、慎重さ、内なる声

逆位置(逆さま)で展開された場合

不安定さ、矛盾、葛藤、融通が利かない、ガードが堅すぎる、厳しさ、冷淡さ、裏表がある人、人に言えない秘密、頑固、頑なな態度

などの意味を表します。

 

タロットに正解はありませんので描かれているもの、色、カードから受ける印象などからイメージを膨らませること、他に展開されたカードと合わせて意味をとらえることがポイントです。あまり意味だけに捉われず、イメージを膨らませカードから自由にメッセージを受け取ってくださいね!

次回は「Ⅲ女帝」です。お楽しみに~♪

 

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